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【EMS/ODM】鴻海、日本で「ソブリンAI」と「EV」の2大事業拡大
2026-10-20 11:40:43
台湾の大手紙『経済日報』は2026年10月20日付で、台湾フォックスコン(FOXCONN=鴻海精密=ホンハイ)と三菱電機(Mitsubishi Electric)が、「三菱電機モビリティ(Mitsubishi Electric Mobility)」の独立上場(IPO)に向けて提携を進める中、両社の提携が電気自動車(EV)の組立や車載部品市場にとどまらず、より巨大なビジネスチャンスが見込める人工知能(AI)サーバーやインフラ分野を視野に入れていることが、台湾の市場関係者の分析で明らかになったと報じた。


フォックスコンは10月16日、三菱電機の完全子会社、三菱電機モビリティの株式50%を、1150億円で50%取得して折半出資会社にすることを明らかにしている。

経済日報によると、フォックスコンと三菱電機が19日に東京都内で開いた共同会見で、フォックスコンEV事業の関潤・最高戦略責任者(CSO)は、「三菱電機モビリティのIPOを積極的に推進していく」とし、事業展開を加速させて2030年度の売上高1兆円を目指す方針を示した。

一方、経済日報の伝えた台湾の市場関係者は、フォックスコンと三菱電機は2025年末に交わした戦略提携の覚書(MOU)で、世界中の顧客に向けて優れたエネルギー効率と高い信頼性を備えたAIデータセンターソリューションを共同で提供する方針を打ち出していると指摘。その上で、今回、三菱電機モビリティに対する出資を決めたことは、日本の「ソブリンAI(主権AI)」とEVの2大事業軸の拡大にかけるフォックスコンの強い決意を示すものだとの見方を示した。

同紙は、フォックスコンの劉揚偉・董事長(会長)が先ごろ、日本国内におけるソブリンAIの需要に応える形で、戦略パートナーのソフトバンク(SoftBank)と協力し、傘下シャープ(Sharp)の液晶パネル(LCD)旧工場(三重県亀山市)をAIサーバーの製造拠点に転換する計画を進めていることを明らかにしたと紹介。劉董事長は、「ソブリンAIでは各国政府がデータや学習モデルの現地化のみならず、サーバーの生産をも現地化する必要があるとの考えを示している」と強調した上で、フォックスコンが1年以内に亀山工場でAIサーバーの生産を開始することを決定したとした他、日本の主要自動車メーカー10社すべてがフォックスコンの潜在的な顧客であることにも言及したと伝えた。

経済日報は、フォックスコンと傘下のシャープが、日本のAIサーバー市場への参入を進めるだけでなく、26年半ばには、日本独自のAI開発を目指す「国産AI」プロジェクトにも参加したと指摘。同プロジェクトについて、ソフトバンクが設立した日本国産AI基盤モデル開発を手掛ける新会社「Noetra(ノエトラ)」が主導するもので、NEC、本田技研工業(ホンダ)、ソニー(Sony)等の日本企業44社が参画し、2027年までに日本最大規模のAIモデルの確立を目指していると紹介した。

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